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ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)について 

2018年/10月/25日, 木 , 15:19 (GMT+7)

「ワーク・ライフ・バランス」ってなんだろう?

  • ワーク・ライフ・バランス」の意味

 「ワーク・ライフ・バランス」という言葉の定義は、必ずしも統一されている訳ではありません。ワーク・ライフ・バランスはとても広い概念であり、狭い意味では、仕事と育児・介護との両立支援制度や、働き方・休み方の見直しのこと、広い意味では、仕事と生活それぞれの充実に関することがすべて含まれます。一般的には、仕事と仕事以外の生活とのバランスが取れ、その両方が充実した状態にあることを言います。

 

 ワーク・ライフ・バランスが目指すところは、個人を尊重し、個人の創造力や満足感が高まる社会を実現することにあります。平成19年に策定された『仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章』(添付ファイル)では、仕事と生活の調和が実現した社会を、次のように表現しています。

「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」

  • 「ワーク・ライフ・バランス」は変化する

 「ワーク・ライフ・バランス」を直訳すれば、「仕事と生活のバランス」ということになります。本来「仕事と生活のバランス」という言葉自体には、プラスのイメージもマイナスのイメージもありません。なぜなら、仕事と生活の理想的なバランスは人によって違うものであり、また、個人のライフサイクルの中でも変化していくものだからです。

 例えば、ある独身者にとっての理想的なワーク・ライフ・バランスが、〔仕事80%:生活20%〕であるとします。同じ独身者でも、仕事よりも私生活を重視する価値観を持つ人であれば、〔仕事40%:生活60%〕かもしれません。

 また、ある子育て中の親にとっての理想的なワーク・ライフ・バランスが、〔仕事50%:生活50%〕であるとします。この人のライフサイクルが進み、子どもが成人した後では、〔仕事70%:生活30%〕に変化するかもしれません。

  • 自分が輝くバランスを発見しましょう!

 このように、仕事と生活の割合は、一概に何体何が良いと決められるものではありません。自分に適した、自分が最も輝くことのできる、仕事と生活のバランスを見つけること、そして、一人ひとりのバランスの違いをみんなが認め合うことが大切なのです。

どうしてワーク・ライフ・バランスが必要ですか? 私には関係がありますか?

  • 社会的背景

 少子高齢化が進み労働人口が減少すると、働きながら仕事以外の生活を担う必要のある人が増加し、仕事だけに専念できる人は少数派になります。また、「男は仕事、女は家庭」といった考え方は大きく変化し、育児にもっと積極的に関わりたいという「イクメン」も多くなってきています。

 企業が持続的に成長していくためには、女性や高齢者を含めて多様な働き方を受け入れ、人材を活用していくことが必要となります。こうした社会的背景から、「働き方のイノベーション」として、ワーク・ライフ・バランスの推進が必要とされるのです。

  • 取り組みの主体

 「ワーク・ライフ・バランス」実現に向けて取り組むのは、なにも企業だけではありません。もちろん、育児・介護にかかわる制度面の充実については、企業の役割が重要なのは言うまでもありません。しかし、制度が充実しても、労働者一人ひとりの意識が変わらなければ、効果はあまり期待できないでしょう。労働者一人ひとりのタイムマネジメント、キャリアデザイン、ライフデザインが大切となります。

 例えば、両立支援の休業制度を利用する場合は、所属する職場のサポートが必要となりますから、制度利用を権利として主張することなく、周囲への配慮と感謝の気持ちを常に持つことが大切です。また、復職後の職業キャリアや生活設計について、事前にしっかり考えておくことも大事です。

  • 性別や年代にかかわらない、すべての人にとっての課題です

 もしあなたの労働環境が、いつも定時退社で残業がなく、比較的自分の時間が持てるようであれば、現時点ではあまり問題を感じないかもしれません。しかし、そうした人であっても、将来、育児や介護などの理由で、仕事と生活の両立に悩む可能性は誰にだってあるでしょう。

 また、いずれ自分も子育てをしながら働く時期が来ると思えば、「お互い様」という気持にもなり、自然と協力しあえる職場の雰囲気づくりができるのではないでしょうか。将来どうなるかわからないという視点に立てば、すべての人にとっての課題ということが理解できます。

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